外出先から自宅のパソコンをリモートコントロールしたり、友達や離れた家族のパソコンを操作したくなることは誰しも一度は経験したことがあると思います。インターネット経由でリモートコントロールする簡単な方法があります。
Windows標準「リモートデスクトップ」は難しい
Windowsをリモートコントロールするためには、Windows標準の「リモートコントロール」と呼ばれるソフトウェアを使うのが一番ですが、このリモートコントロールは同一LAN内のコンピューターを操作するのは簡単にできますが、インターネット経由となると途端に設定が難しくなります。
- リモートデスクトップの許可をする
- Windowsファイアウォールでリモートデスクトップを許可する
- コンピューター名を確認する
- パソコンのIPアドレスを固定する
- ルータの設定を変更しインターネット経由でアクセスできるようにする
- グローバルIPアドレスを確認する
- クライアントから接続する
このように設定が多岐にわたり、なおかつ1つでも間違えれば接続することができないと言うハードルの高さです。
加えて、リモートコントロールのサーバー(接続される側)になるためにはPro(Professional)以上のエディションが必要であり、一般家庭でよく使われているHomeエディションへの接続はすることができません。
HomeからProへ接続することは可能です。
インターネット経由のリモートコントロールを実現する「TeamViewer」
そこで登場したのが「TeamViewer」です。このソフトウェアは、操作される側(サーバー)と操作する側(クライアント)にソフトウェアをダウンロードし、特別なIDとパスワードを取得するだけでリモートコントロールすることができます。
「TeamViewer」の使い方
「TeamViewer」は操作される側(サーバー)と操作する側(クライアント)のそれぞれにソフトウェアをダウンロードします。
ソフトウェアのダウンロード
一時的に使用するだけであればインストールせずにダウンロードして実行するだけで利用できます。ソフトウェアのダウンロードは操作される側(サーバー)と操作する側(クライアント)の両方に必要です。
- 「TeamViewer」にアクセスし「今すぐダウンロード」をクリックします。
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動しライセンス契約の内容に同意したら“実行のみ”を選択し“TeamViewerの用途”を選択後、「同意する – 実行」をクリックします。
- 実行されると接続の待ち受け状態となります。
リモートコントロール手順
- 操作される側(サーバー)は「使用中のID」と「パスワード」を操作する側(クライアント)に連絡します。
- 操作する側(クライアント)は「使用中のID」を入力し「パートナーに接続」をクリックしパスワードを入力すれば接続することができます。
- 操作する側(クライアント)が接続中に操作される側(サーバー)のパソコン画面には、操作されていることがわかるように表示されるので、不要に接続されることを防ぐことができます。
以上で終了です。また、Androidスマートフォン/タブレットから操作することもできます。
アプリ TeamViewerでリモートコントロール – Google Play の Android アプリ
パソコンなどのサポートを頼まれた時など、電話やメールでは埒が明かない場合には実際に画面を操作しながら説明すると話が伝わりやすくなるのでオススメです。