MicrosoftよりWindows 3.xなどで使われていた “ファイルマネージャー” のソースコードが公開されました(オープンソース)。GitHubに公開されたファイルマネージャーは、Windows 10でも動作するとのことなので使ってみました。
Windws3.xのファイルマネージャーとは?
スマートフォン/タブレットが普及した昨今では「パソコンを使ったことが無い」と言う人も多いようですが、2018年04月現在で主流のWindows 10よりも遥か昔に登場したOSが「Windows 3.0(1990年)」や改良版である「Windows 3.1(1991年)」で、これらを総称してWindws3.xと表記しています。
1990年代に登場した古いOSとは言え、そのファイルマネージャーは現在のエクスプローラーと同様に左ペインに “ディレクトリツリー” が、右ペインに “選択されたフォルダー” を表示するという基本的な画面構成となっています。
Microsoftがソースコードを公開したことにより、当時のファイルマネージャーをWindows 10で動作させることはもちろん、機能追加されたアプリケーションも登場しているので、当時を知る人は使ってみると懐かしいかもしれません。
ファイルマネージャーを使う手順
当方の環境(Windows 10 Pro 64bit Fall Creators Update)ではVCRUNTIME140.dllとMSVCP140.dllが見つからないとエラーが発生しました。そのため、事前に “Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ” をインストールしました。
VC++ 再頒布可能パッケージのインストール
- Official Microsoft Download Centerの “Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ” よりダウンロードします。
今回は “vc_redist.x86.exe” をダウンロードしました。
- ダウンロードしたファイルをインストールします。
ファイルマネージャーのインストール
- GitHub – Microsoft/winfileの “Download The App” より『Latest Stable Release』または『Original_Plus』をダウンロードします。
今回は “Winfile_v10.0.zip” をダウンロードしました。
- ダウンロードしたファイルを任意のフォルダーに配置し『Winfile.exe』を実行するとファイルマネージャーが起動します。
Windws3.xのファイルマネージャーを使うやり方は以上です。
Windows 10のエクスプローラー(ファイルマネージャー)に使い慣れた人の場合は逆に使いにくく感じるかもしれません。どちらかと言えば、当時を知る人が昔を懐かしむためのアプリケーションだと思った方が良いかもしれません。