文章によく登場する記号の1つに『”』があります。これは「ダブルクォーテーション」と読みますが、この記号は1つでは無く『対』となる記号があるので注意しましょう。
引用符『”』とは?
この記号は文章中において、他から引用していることを示す記号の1つです。ただ、引用では無く強調を示す記号としても使われることが多いので目にする機会は多いでしょう。
この『”』の読み方は「ダブルクォーテーション」と呼ばれ、文字の上部に点が2つで表されます。これと似たような記号に点が1つの記号『’』がありますが、これは「クォーテーション」や「シングルクォーテーション」または「アポストロフィー」とも呼ばれています。
忘れがちな対となる記号
このダブルクォーテーションやシングルクォーテーションは1つの記号と思われがちですが、実は対になる記号が用意されており鉤括弧(かぎかっこ)のように使用します。そのため、ダブルクォーテーションを “そのまま” 入力して文字列を囲むのは間違いです。
正しくは “払い(はらい)” が上にくる記号を先に記述し、“払い” が下にくる記号を終わりに記述します。
パソコンのキーボードからダブルクォーテーションやシングルクォーテーションを入力すると “払い” が下にくる記号しか入力することができないように思われがちですが、きちんとした入力の仕方があります。
『“』と『”』の入力手順
- パソコンのキーボードからダブルクォーテーションを入力すると払いが下にくる記号が入力されます。
- この文字は日本語入力の漢字と同様に変換を行うことができ、変換することで払いが上にくる記号を入力することができます。
ダブルクォーテーションだけでなくシングルクォーテーションでも同様の方法で入力することができます。
このように入力できるのは全角だけであり半角のダブルクォーテーション・シングルクォーテーションには区別はありません。そのため、半角で入力する場合には同じ記号で囲むことになります。