転職活動を始めて早半年。三十路を超えた独身男性の転職活動はいばらの道か。
転職サイトに登録していると企業側から「応募しませんか?」と言った案内(いわゆるオファー)を貰うこともある。転職サイトにもよるがオファーを送るのにはお金がかかるらしく、ある程度は企業側が「採用したい」と思って送ってくるはずなので、応募すれば確度は高そうだが、オファーを送ってくるのは人が集まらないような企業ばかりなので、残念ならが応募したことは無い。
一度だけ転職エージェントに登録してみたが、個人的には合わない仕組みだった。最初に打ち合わせをして求人を紹介してもらうのだが、必ずしも希望に沿った求人を紹介してくれるわけでは無く「スキルにあった仕事」を紹介してくれるので、経験のあるプログラマーやシステムエンジニアなどが多かった。まぁ、紹介される求人があるだけ「マシ」とも思ったが、その1回限りで利用を辞めた。
そんな感じなので、自分で転職サイトやハローワークで求人を見つけては応募している。意外にも面接をしてもらえることも少なくはないいが、内定をもらえるのはブラックな企業ばかり。応募する前に判断できれば良いが、面接で判明する事実も少なくない。「完全週休二日制だが月2回の土曜出勤」「休日も要電話対応」「祝日は出勤日」「みんな自主的に残っているから残業はゼロ」などは珍しくもない。
一番印象に残ったのが、「転職サイトを運営している会社」の面接だ。自社の運営している転職サイトでは無く別の転職サイトに求人が掲載されていた時点で気が付くべきだったが、「面接した人は自社の転職サイトに自動的に登録する」と言うものだった。面接の際に個人情報に関する同意書にサインすると自動的に登録されるらしいので、サインせずに面接も受けずに帰ってきた。
交通費もかかるし履歴書に貼る証明写真代もばかにならないので辞めてほしい。