会社の退職が決まり暇を持て余してゲームでもしようとNintendo Switchで『ゼルダの伝説 神々のトライフォース(神トラ)』を見て思い出した。タイトルはサブイベントに登場するコウモリのようなキャラクターのセリフだが、これを見て古い話を思い出した。このキャラクターは一度しか出会わないはずだが、一度のゲーム中に二度見たことがある。
やい、よくも長いネムリから
めざめさせて、くれたなっ!
… どうも ありがとう。
やい、こうなったら、おれいを
してやるから カクゴしろ。
… よろしゅうございます?
ケケケ、ざまあみろ! これで
魔法のへり方が2ぶんの1だ!
… よかったですね。
では、せいぜいがんばりやがれ
ごきげんよう さようなら~
神トラはスーパーファミコンのゲームソフトで、私が小学生の頃に発売された。主人公(リンク)にレベルは無く武器・防具やアイテムを強化していくことで強くなるゲームシステムが気に入り、レベル上げが嫌いだった当時の私は隅々までやりこんだ記憶がある。
ストーリーが始まると最初に『カンテラ』を手に入れる。リンクはいわゆるMPを持っておりカンテラを始めとした魔法アイテムを使うとMPを消費する。中でも後半に取得するマジックマント(姿を消す)は使用中にMPが継続して減っていく。
そこで、冒頭のサブイベントが重要になってくる。通常、これは一回のみで2分の1にしかならないらしい。「らしい」と言うのは私にとって二回行うのが当たり前だったからだ。2分の1が二回なので、当然に魔法消費量は4分の1になっていた。
「魔法消費量が4分の1にならない」と気が付いたのは比較的に最近のことだ。記憶も薄れ攻略サイトを確認しながら進めていき、魔法消費量を4分の1にしようとして「おかしい」と気が付いた。どの攻略サイトを見ても魔法消費量は2分の1までであり、4分の1まで解説している攻略サイトを見つけることができなかったからだ。
確かに、魔法消費量が4分の1になる必要はない。そもそも2分の1にするのもマジックマントを使ってあるアイテムを入手する際に必要となるものだが、たとえ2分の1でなくともやり方次第で入手することは可能である。このため、2分の1ですらオプション的なイベントであり4分の1にする必要はないのだ。
「自分の記憶違いか」とも思ったが鮮明に残っている記憶が不気味でならない。