もちろん[会社員]では無い。収入を得ているので[無職]とも言い難い。では[なにもの]なのか。
生活していると何かと記入を求められることがある職業欄。会社員時代は当然に[会社員]に〇をし、無職時代は[無職]に〇をつけることには何とも思わなかったが、今の自分が置かれた状況を考えた時に「どれに〇する?」と迷うことがある。
きちんと税務署に開業届を提出しているので[個人事業主][自営業][フリーランス]と言っても間違いではのだが、あの手の記入欄には何故か項目が無かったりする。そのため、[その他]に〇をするが今度は括弧内の記述に迷う。
[その他]に〇をすると「自分で書け」と言わんばかりに横に括弧がある。ここに[個人事業主][自営業][フリーランス]などと書いて終われれば良いが、まれに「詳しく書いてください」などと書かれていることがあるので困りものだ。
銀行口座の開設やクレジットカードを作るのであれば詳細を求められるのもわかるが、単なるアンケートなどで求められると記入するのも躊躇する。「Webサイトを作成して…」などといちいち書くのも正直に言って面倒くさい。
同じような項目に役職がある。なんの記入だったか失念してしまったが「役職を記入してください」などと書かれていることがあった。店舗を構えていれば[店長]などと書けるが、Webサイトの運営だけだと書きようがない。調べてみると[代表]と言うのが適切だそうだが何とも言えない感情になる。
個人事業主や自営業などは昔から居たはずなのに、令和の現代でも「会社員」で居ることが当たり前な社会に何だかモヤモヤした。